
沖縄定番のお菓子といったら「ちんすこう」「サーターアンダギー」でしょうか。
「ちんすこう」とは固まったラードと砂糖をまぜ、小麦粉を加えて型抜きして焼いたお菓子ですが、琉球王朝時代からある伝統的なお菓子です。さくさくっとして美味しい定番のお土産ですね。ちんすこうは今塩味のものが出ていて、塩の産地により微妙に味が違うので食べ比べるのも面白いと思います。
サーターアンダーギーは小麦粉、卵、砂糖、ベーキングパウダーなどを混ぜて油で揚げたお菓子です。サーター(砂糖)、アンダ(油)アギー(揚げる)…つまり砂糖のてんぷら!?まあ、実際には砂糖が入った生地を油で揚げる、ドーナツと同じものです。精白糖を使ったものの他に黒糖を使用したものもあります。揚げたてをいただきながら牧志公設市場付近の散策はお勧めです。ちょっと大きめなサーターアンダギーは1個でかなりお腹が満たされます。日持ちもするらしいけど、表面さくさくで中はしっとり、揚げ物はやはり揚げた手が一番です。
首里城の鎖之間で、琉球石灰岩やソテツ、リュウキュウマツを植えた庭園を眺めながら伝統菓子とお茶をいただきました。「鎖之間」は昔、王子の控所であり諸役の者達を招いて懇談するのに利用されていたといわれています。実際の当時の建物は無くなっていますが古絵図や古写真などを資料に復元されました。お盆にのせて運ばれてくるお菓子やお茶をいただきながら庭園を眺めていると、優雅な気分になれます。
ちなみにこの時いただいたのが「花ぼうる」「くんぺん」「ちんるいこう」「ちんすこう」でしたが、王朝時代には160種類ものお菓子があったといわれています。しかし残念ながら現在、琉球菓子として残っているのは僅かだそうです。当時の味が残されていないのは残念です。どんなお菓子だったんでしょうね。
2月に行ったときのことです。「ムーチー」というお菓子をいただきました。旧暦の12月8日、新暦では1月下旬から2月の上旬の沖縄では最も寒い時期に、健康・長寿の祈願のため縁起物として食べられるのが「ムーチー」です。白糖や黒糖で味付けしてこねた餅粉を月桃の葉で巻いて蒸して作られます。お菓子とういよりは餅ですが、昔、鬼退治に鉄釘入ムーチーが使われたという民話があり「鬼餅」とも呼ばれています。これは年中行事にあわせて作られる行事菓子というジャンルに入るのでしょうか。例えば、端午の節句のちまき、桃の節句の菱餅のように。その時期じゃないとなかなか食べられないものもあったりするので、ちょうど時期にぶつかって食べることが出来るのは嬉しいですね。
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